ちょっと待って!その贈り物、大丈夫?目上の方に贈るとき。

退職祝い、昇進祝い、還暦祝い、敬老の日や母の日・父の日のギフト、ご挨拶、お礼 …。
お世話になっている上司や先生、義理の両親や親せきなど、目上の方に贈り物をする機会、ありますよね。
私も最近義理の両親にちょっとしたお礼のギフトを贈る機会がありました。
そのとき初めて知ったのですが、日本のしきたりでは、目上の方に贈ると失礼にあたる品物もあるとこと。

今回は、私が学んだ目上の方に贈るとマナー違反になってしまう贈り物についてご紹介します。
マナーを知っていて選ぶのと知らないで選ぶのとでは、大違い!
お世話になっている目上の方に贈ってしまって、「あら…」と眉をひそめられることのないよう、意識して準備しましょう。

1. 靴・靴下・スリッパ(履き物)

靴下やスリッパは、定期的に買い替えるものなので、ちょうどよいプレゼントと思われがちだけど、ちょっと待って!
履き物は「足で踏む」という意味を持つため、目上の方への贈り物としてはマナー違反なのです。

2. 時計・カバン・文房具

「もっとがんばって働いてくださいね!」という意味合いを含むため、特別なリクエストでなければ、目上の方へは贈らない方が無難なアイテム。
年配の男性の方には万年筆を…と考えたりもしますが、贈るときは慎重になったほうがよさそう。

3. ハンカチ

手ごろな価格で実用的な上、素敵なデザインのものも多いので、プレゼントに人気のハンカチ。
ただ、しきたりを気にされる年配の方に贈るときは注意が必要です。
ハンカチは漢字では「手巾(てぎれ)」と書くことや、涙をふくための道具ということから「永遠の別れ」という意味があるのです。

4. 現金・商品券・ギフト券

金券類は、「これで好きなものを買いなさい」という意味。
見下していると受け取られる可能性があるので、目上の方には贈らないほうがいいでしょう。

私も最初は義理の両親にスリッパのプレゼントを検討していました…。
近ごろは気にされる方も減ってきていると思いますが、失礼だと感じられる方もいらっしゃるので、
贈り物についてのマナーをおさえておくと安心ですね!

オクリモから目上の方へのおすすめの贈り物はこちら。
「ありがとう」「気持ちです」などのメッセージを添えて、いかがですか?

(オクリモ編集部 成田)